ブログ

ブログ

2017/08/03

ストレッチの意義:筋肉は血管のポンプである

今回は、
ストレッチの意義についての、2回目です。
1回目は、こちら↓
ストレッチの意義:筋肉は感覚器官である

題して、
筋肉は、血管のポンプである。

例えば、
ふくらはぎは、
第二の心臓である、

というフレーズ、
どこかで聞かれたこと、
ありませんか?

ふくらはぎの筋肉が、

緊張してふくらんだり、
リラックスしてのびたりする、

その反復で、

脚の静脈にたまった血液を
ポンプのように、
胴体の方に送り返す。

ふくらんだ筋肉に
はさまれた静脈は、
ぺしゃんこになって、
中の血液を、
送り出す。

筋肉がのびると、
静脈はもとの太さにもどって、
また、血液を受け入れる。

静脈には、弁がついていて、
心臓にもどる方向にしか、
血液は、送り出されない、
そんな仕組みになっています。
(よくできていますね)

つまり、筋肉が、
ポンプの原動力になっている。

逆に、
ふくらはぎの筋肉が
硬くなって、
柔軟性がなくなっていると、

そのポンプの機能が低下し、
脚がむくんだりする。

元気な筋肉は、
いきいきと働くことで、
血液の循環も、
よくするのですね。

これ、
ふくらはぎに、
限りません。

柔軟で、
よく動く筋肉であるほど、
その部位の血流は
よくなる。

逆も、しかり。

これは、
私たち、PSMにとって、
療養上の
重要なポイントになります。

ポイントは
二つ、あります。

一つは、
痛みのコントロールに、
深く、関連します。

慢性的な痛みは、
血流が不足することで
起きる場合が、多いです。

だから、
血流をよくするために、
その部位の筋肉をほぐす、
ということが、有効になります。

もう一つは、
脳への血流です。

脳という臓器のケアには、
十分な酸素と、
十分なブドウ糖が必要です。

いずれも、血液が運びます。

その血流が、
首や肩がこっていて、
滞っているとしたら…

十分なケアができませんね。

だから、
脳の血流を大切にする場合、
首、肩の筋肉の状態は、
ひどく、重要になってきます。

・・・

さて、
ストレッチのやり方が
わからない時、

Do:
胸腹式呼吸の
ストレッチで、
血流の改善が期待できると
知る。

Don’t:
形だけのストレッチで、
逆に筋肉が硬くなり、
血流が乏しくなる。

いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、
ぜひ一度、お問い合わせください。