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2020/02/24

スピリチュアル・リテラシー入門④:バランスのとれた成長とは(ヒトの4つの機能について)



さて、今回は
スピリチュアル・リテラシー入門の
4回目です。

前回は、こちら↓

そもそものテーマは、
死んでも人は無にならない、
という考え方に親しむ、でした。

そのためには、まず、
五感を超えた世界に親しむ必要が
ある訳ですが、

感覚の世界に過剰に集中すると、
心身のバランスを崩してしまう
リスクがあるため、

スピリチュアルな成長のための
ガイドラインとして、
シンディのSQ21を紹介し、

五感を超えた世界については、
SQ21では、9番目のスキル、
「人間の知覚には限界があると知る」
として扱われている、
と確認すると同時に、

それだけではなく、
21個のスキル全体をバランスよく育てると
心身のバランスを崩すリスクは
少なくなるよ、とお伝えしたわけです。

今回は、その
「バランスよく」という点を
シンディとは別の観点から
お伝えします。

それは、
このメルマガではおなじみの、
ヒトの持つ4つの機能、
「信じる」「考える」「感じる」「動く」
ですね。

※4つの機能については、こちら↓

・・・

要は、
こういうことです。

SQ21の中の、
ある一つのスキルに
取り組む際に、

4つの機能、その全てが
SQが高くなる方向に育てると、
バランスがいいぞ。

別の言い方をすると、

得意な機能だけに
集中するとマズいぞ。

不得意な機能から取り組んで
成果があがらないのは
もったいないぞ。

具体的には、
どういうこと?

前回、お伝えした
9番目のスキル、
「人間の知覚には限界があると知る」
をもう一度取り上げて、
確認してみましょう。

・・・

このスキルは、まずは
そのまま取り組むと、
「考える」機能の
訓練になってます。

だって、「・・・を知る」
ということですから。

SQ21の中にも、
人間には感知できない超音波を
コウモリは感知できる話が
でてきます。

また、前回もお伝えした
確証バイアスの例もあります。
感知できるものであっても、
見たくなければ人間は見ようとしない。

いわば、理屈でもって
認知を修正していく感じですね。

・・・

では、このスキルを通じて
「感じる」が鍛えられるのは
どのような状況でしょうか。

それが、前回お伝えした
「直観」を体験できる、
ということですね。

五感とは別の感覚があり得る、
つまり、五感には限界がある、
という体験です。

ここで、もちろん、
多くの人間には感知できない、例えば、
人のオーラが見える、とかを
訓練することも、確かに、
含まれてもよい。

ただし、ポイントは、
残りの他の機能、
「動く」と「信じる」
どのように鍛えられているか、
ですね。

・・・

例えば「動く」

これは、
「考える」
「感じる」を踏まえて、
どのような行動をとるか、
という点で評価すればよい。

直観で得た情報を、
自分と他人の幸福のために
活かそうとするのか。

人のオーラが見えるという能力を、
それができない他人を見下し、
暴利を得るために使うのか。

前者はSQが高く、
後者は低くなります。

・・・

そして「信じる」

これは、
「考える」
「感じる」
「動く」を踏まえて、
何を信じるに至ったか、
という点で評価すればよい。

例えば、
人間の知覚には限界があると知って、
直観を活かす感覚を鍛えた結果、
自他の幸せに貢献できる体験を経て、
そのような直観を自分に与えてくれた
人間を超えた何ものかの存在を
「信じる」ようになった。
(例えば、占い師)

あるいは、
人間の知覚には限界があるが、
自分は人のオーラが見える選ばれた人間で、
劣った人間は搾取されて当然で、
自分は人間を超えて進化する存在だと
「信じる」ようになった。
(例えば、・・・)

前者はSQが高く、
後者は低くなります。

後者は、
得意な「感じる」の機能を
過大評価してしまい、
他の機能を、
SQが高くなる方向に
育てることに失敗した、
と言えます。

前者は、
4つの機能を
バランスよく育てることが
できた例と言えます。

SQ21の他のスキルには、
例えば、
5番目のスキル、
「エゴとハイヤー・セルフが区別できる」
というものがあります。

エゴ:自己中心的な自分
ハイヤー・セルフ:自己中心的ではない自分

後者は、
この区別が混乱しています。

・・・

つまり、

SQ21のある一つのスキルに
取り組む時、

4つの機能のそれぞれが、
SQが高くなる方向に育っているか
チェックしよう、
ということです。

・・・

ちょっと、補足。

占い師さんでも、
いろんなタイプの方がおられます。

直観、などというものは
ぜんぜん、ピンとこない。
「感じる」は苦手

でも、いままでの
古今東西の統計データをもとに
適確なアドバイスを提供して
クライアントの幸せに貢献できる。
「考える」は得意

そして、
人間を超えた何ものかの存在を
「信じる」ようになった。

一方で、

「感じる」は得意だが
「考える」は苦手、

でも、クライアントへの貢献を通じて、
人間を超えた何ものかの存在を
「信じる」ようになった、

という占い師さんも
おられます。

つまり、
SQ21のある一つのスキルに
取り組む時、

4つの機能の中で、
自分の得意なものを
入り口にして始める、
というのは、賢いやり方だ、
ということです。

・・・

人は死んだら
無になるという見方で
苦しんでいて、

SQ21の中の9番目のスキル、
「人間の知覚には限界があると知る」
に取り組んでみる時、

Do: 
「考える」が得意なら
知的なアプローチから、
「感じる」が得意なら
感覚的なアプローチから
始めてみる。

Don’t: 
4つの機能の中で
得意なものにだけ集中し、
全体としてSQが低下する。

いかがでしたでしょうか?
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