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2020/04/13

スピリチュアル・リテラシー入門⑪:信頼できるものはありますか?



さて、
スピリチュアル・リテラシー入門の
11回目です。

前回は、こちら↓

そこでは、
バスケ選手のプレーを例に、
フロー、という状態について
お伝えしました。

それが、
ミッチェル宇宙飛行士の
天空のパノラマの体験に
通じるものがあることを
見てきました。

つまり、

SQ21
No.11「宇宙を司る超越的な何ものかを体験する」
に取り組む時、

自分なりに、
フローの状態を体験する、ということが、
最初のステップとして取り組みやすいだろう、
という提案になるわけです。

今回は、
どうやったら、自分なりに
フローの状態を体験できるか
探ってみましょう。

その観点から、まずは、
フローの状態では何が起きているのか
再度、整理してみましょう。

・・・

フローの状態では、

クリアな自分の意識が、
周囲の中に「入りこみ」、
自分と周囲とが一体となることで、
高いパフォーマンスが示せる、

と整理できますね。

この、フローの状態を
自分なりに実現するためのポイントは、

二つ、あります。

一つは
自分が「入り込み」やすい
周囲とは、何か。

もう一つは
その時の
高いパフォーマンスとは、
何か。

この二つが、
よく自覚できていると、
自分なりのフローの状態が
実現しやすいです。

・・・

まず、
自分が入り込みやすい周囲」、
ですが、

皆さん、ご自身のこと、
パッと、思いつきますか?

何、だったら、
その中に、自分の意識が
入り込みやすいですか?

実は、
このシリーズの中で取り上げた
いろいろな具体例やエピソードは、

すべて、
「自分が入り込みやすい周囲」を
うまく見つけている例として、
振り返ることが、できます。

小さい頃の小椋が、
ピアノの減衰音に聞き入るエピソード。

同じく、小椋が
バレエを目指すことになったきっかけの
土方巽の写真集

苦しい療養生活を一緒に支えてくれる
アリー(盟友)としてのペット

ピンチの時に支えてくれる
座右の銘

ミッチェル宇宙飛行士の
天空のパノラマ

架空のバスケ選手の
バスケットボールの試合それ自体。

これらの例は、
それぞれ、一見、バラバラですが、
共通するものが、あります。

それは、何でしょうか?
何だと、思いますか?

それは、
自分が入り込む、その周囲のものを、
自分が信頼している、
ということです。

この観点から、
いま挙げた例を、
一つ一つ、見て行きましょう。

そして、
信頼する、という関係性が
どのような場面で生まれるのか、
理解を深めてみましょう。

・・・

ピアノの減衰音の場合、
ピアノの単音、それ自体が、
美しく、神秘的だ、という印象がありました。

美しい、という感覚は、
それだけで、
その対象を信頼することを
可能にさせます。

あなたにとって、
美しいと感じるものは、何ですか?

・・・

土方巽の写真集の場合、
そこに示された舞踊、という取り組みが、
自分の苦しみに
解決を与えてくれるという予感
がありました。

そのような予感を与えてくれるものは、
仮に、そのものを未だ詳しく知らずとも、
信頼することを可能にさせます。

あなたに、
そのような予感を与えてくれるものは
何ですか?


・・・

アリー(盟友)としてペットの場合、
「この子は裏切らない」という
直観があるはずです。

これは、
信頼関係の原点と言えます。

あなたに、
そのような直観を与えるものは
何ですか?

・・・

座右の銘の場合、
そこには、
それを生み出した誰かが、
その人生をその座右の銘とともに
生き延びてきた、という実績
込められています。

その座右の銘を受け継いだ
自分が、
自分の人生を、同じように
生き延びているなら、
その実績が、一層、輝きます。

この実績は、
信頼という関係性を強化していきます。

あなたにとって、
実績があると感じられるものは
何ですか?

・・・

天空のパノラマの場合、
ミッチェル宇宙飛行士は、
宇宙物理学と進化生物学が紡ぐ
壮大なストーリーを
こころの底から受け入れていました。

宇宙の誕生からヒトの誕生まで
一貫した説明ができる、学問。

説明できるだけでなく、
その学問を応用した技術で、
月面着陸も可能なのだ。

腑に落ちる物語だ、という印象
信じる、というヒトの機能を
賦活します。

あなたにとって、
腑に落ちる物語や学説は
何ですか?

・・・

バスケ選手の場合、
「(スリーポイントシュートを)
外す気がしねーよ」という実感が
全てを語っています。

訓練に訓練を重ねた結果、
肉体の自己コントロール
極限にまで引き上げられている。

あなたにとって、
自己コントロールできるものは
何ですか?

・・・

さて、

人は死んだら
無になるという見方で
苦しんでいて、

SQ21の
・No.11「宇宙を司る超越的な何ものかを体験する」
に取り組むため、

自分なりのフローの状態を
見つけようとして、

まずは、
自分が「入り込み」やすい
周囲とは、何か、を探る時、

Do: 
自分が信頼できるものは何か、
それは、
美なのか、
解決の予感なのか、
裏切られないという直観なのか、
実績なのか、
腑に落ちる物語なのか、
自己コントロールの可能性なのか、
を振り返ってみる。

Don’t: 
自分には信頼できるものが
「今はない」ということを、
「永遠にない」と誤解する。

いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、 
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