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2025/04/21

今月のオススメ:院長ブログ(ダイジェスト)「毒親」

・今月のオススメは、ある患者さんから「ポケット版の本にして欲しい」とのご希望もあった『「毒親」とは何か』の11回シリーズです。
・ポイントは、いわゆる「毒親」の本質を、子供を奴隷状態にすること、と見切った上で、そのやり口を、整然と具体的に整理している点です。
・そして「毒親」のタイプを3つに分類しています。こうすることで、「毒親」の何が「毒」なのか、まずは明確に自覚できる。そうすると、振り回される感覚が、少しはマシになります。その結果、やむを得ず同居が続くにしても、そのダメージが緩和される。
・内容をピックアップすると、
・例えば、第4回では、「トラウマティック・ボンド(心的外傷を伴う絆)」や「ストックホルム症候群」などの考え方も援用しています。
第5回では、彼らの手の付けようのない独特の考え方も分析しています。
第6回では、隷属化パーソナリティ(ESP)という用語を導入し、その典型的なケースを紹介しています。いわゆる「毒親」の原型が、このESP、ということになります。
第10回では、親子関係に限らず、人間の社会には広くESPが存在していることを確認し、
・最後の第11回では、太古の昔からつい150年前まで存在した奴隷制との関連に触れた後、「悪いのは自分でもなく、親でもない、個人を超えた、人間という種が抱えている悪のせいなのだ、という視点を持つ」というまとめ方で終わっています。
・今月のオススメでした。