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2018/07/09

精神障害者と起業①:発達障害バーとは


さて、今回は、
PSMの方でも、起業できるのか、
というお話です。

H30/6/30、
小椋が東京で行った講演は、
まさに、それがテーマでした。

きっかけは、
当院を通院中の患者さん(Tさん)。

起業を目指して東京に移った後、
オンライン診療でサポートしていますが、

診察の中で、
発達障害バー(酒場)」
というコンセプトでバーを経営してる、
ADHD+自閉症スペクトラム障害の方の存在を
教えてくれました。

バーの名前は、BRATs(ブラッツ)。
こちら↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/thebrats

オーナーは、光武(みつたけ)さん。

昨年、高田馬場でトライアル営業後、
現在、常設として、
渋谷で営業中。

就労している発達障害の方が、
日々、生きにくさを感じている
その思いを、
率直に語り合える、
ホッと落ち着ける場を作りたい。

そんなコンセプトがヒットし、
近県からもお客が来ている。

是非、そこで、
小椋が構想を練っている、
PSMの方の独立・起業をサポートする
プログラムの概要の、
プレゼンをさせてもらえないか?

Tさんにお願いすると、
なんと、
次のようなステキな企画に
まとめて下さいました…
(告知文をそのまま引用します)

<発達障害×脳科学×起業×プレゼン>

経営者と精神科医、起業家が語る
発達障害と起業講話
+パネルディスカッション

リアルな経営者とリアルな精神科医、
リアルな起業家による、
リアルな発達障害と起業の話をします。

ご存知発達障害Bar「BRATs」オーナー
自らの起業話、生き方とは?
リアルな精神科医が語る発達障害とは?
起業のすすめとは?
発達障害当事者の起業家が語る人間の脳と心理とは?

発達障害当事者は
生まれつき脳機能に偏りがあり、
一般的なコミュニケーションが苦手であったり、
ストレスに弱く十分社会適応ができない人も多くいます。

無理に社会に合わせるのではなく、
自分で起業するという選択は
自由にやりたいことをでき、
発達障害当事者にとって
最適ではないかとも思います。

本イベントでは、
発達障害当事者ながらも起業した人、
起業を志す人、
また起業をサポートする人3名が
それぞれの経験とアイデアを語り、
パネルディスカッションするイベントです。

後半は参加型で
質疑応答・起業に関する
ディスカッションの時間を設けます。

発達障害だけど
起業に興味がある人、
してみたい方、
既にやってる人でも
どなたでも気軽にご参加ください( ´ ▽ ` )ノ

〜出演者プロフィール〜

ココペリ(企画・主催)
発達障害当事者起業家。
東京理科大学大学院卒。
代々音楽家系の末裔として生まれ、
発達障害啓発、起業啓蒙、
ヴァイオリン演奏と
多岐に渡る活動を行う。
一度は組込みソフトウェア開発の
エンジニアとして就職するが、
「好きなこと」を仕事にすることを決め退職。
誰もが自己実現可能な社会の創生を目指し、
脳科学のワークショップ、
プレゼンイベント等を行う。

光武克(提供)
発達障害Bar「BRATs」のマスター
兼予備校講師。
「誰もがフラットに話せる」場づくりとして、
発達障害向けのBarを都内で開業。
自身も当事者でありながら、
自らをオープンにして
社会にインパクトを与えるインフルエンサー。

小椋哲(ゲスト)
京都の精神科専門医。熊本大学医学部医学科卒。
日本精神神経学会、日本精神病理学会、日本病跡学会所属。
現瑞枝クリニックで院長を務める。
精神障害者の独立・起業をサポートする
「PSMBOP(サイコソマティック・マイノリティー・ビジネスオーナー・プログラム)」を企画する。

田邊智輝(立案・司会)
東京住み24歳。
発達障害、精神障害の当事者である兄を持つ。
自身も精神障害を持ち、
兄のような可能性ある人材に活躍の場を与えるべく、
重労働と並行して
発達障害・精神障害当事者による
アート事業起ち上げを志す。

・日時:6月30日(土)19時〜21時
・場所:BRATs(表参道)

・・・

で、どうだったか?

…盛り上がりました!

コンパクトなスペースに、
立ち見も出て、30名ぐらいは、
当事者の方、
熱心に質疑応答に参加して下さいました。

・・・

次回は、
イベントの内容を
小椋の視点から整理して、
まとめてお伝えしたいと思います。

・・・

さて、
精神障害者でも起業できるのか
という不信がよぎる時、

Do:
実際に起業している方の
話を聞いてみる。

Don’t:
不信のままにしておく。

いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、
ぜひ一度、お問い合わせください。